Et Nunc Daikanyamaは代官山駅から徒歩1分にある複合施設「フォレストゲート代官山」にあります。Et Nunc = and now、今 おいしいパンを食べる、というブランドストーリーのもと、毎日食べたいパンをお届けすることにこだわっている街のブーランジュリーです。常時40種のパンを販売している中で、絶大な人気を誇るのが1日100個完売する「チャバタあんばた」です。

「チャバタあんばた」の秘密

Et Nunc Daikanyamaが自信をもってお届けする素材の美味しさを味わうパンの数々。
シェフが愛情を込めて考案したパンたちが一体どのように作られているのか、その秘密を知りたい方もきっと多いはず!パンの作り方から美味しい食べ方のおすすめまで、人気商品の秘密をご紹介します。

今回は、一日に平均100個完売する大人気パン「チャバタあんばた」です!


<あんバターサンド>はどんなパン?

あんバターサンドは、餡子とバターを挟んだ一見シンプルなパンですが、使用している餡子やバター、パンの種類は様々で、ベーカリーごとの個性が光る魅力的なパンの一つです。
その発祥は、大正時代に愛知・名古屋の老舗喫茶店で誕生した小倉トーストですが、現在では全国のベーカリーで見かけるほどメジャーなパンになりました。

Et Nunc Daikanyamaの「チャバタあんばた」には、

  • 北海道産エリモ小豆を使用した餡子
  • 北海道根釧地区の生乳を使用した発酵バター
  • 国産フルール ド セル(天然海塩)

を使用しています。
そして、これらの選りすぐり素材を包むのは、奇跡の小麦と称される希少品種「キタノカオリ」を用いたEt Nunc Daikanyama自慢のチャバタです。

では、Et Nunc Daikanyamaの「チャバタあんばた」は、一体どのように作られるのでしょうか。

「チャバタあんばた」がショーケースに並ぶまで

「チャバタあんばた」の作り方には、主に3つの工程があります。

  1. チャバタの生地を仕込む
  2. 一晩寝かせたチャバタ生地を焼き上げる
  3. 焼き上げたチャバタに餡子とバターを合わせ、塩を添えて仕上げる

簡単に見える3つの工程には、シェフのこだわりが隠れています。
今回は、特別にその秘密をご紹介します。

1.チャバタの生地を仕込む

水に、麦芽(モルト)を糖化し濃縮したモルトエキスを加えます。
ハード系のパンを作る際には酵母の栄養源となる糖を配合しないため、このモルトエキスがその役割を担い、生地を安定した状態で発酵させるのです。
またこのモルトエキスは、生地の伸びや焼き色、風味を良くするのにも役立っています。

モルトエキスを加えた水に、主役となる国産小麦「キタノカオリ」、塩、自家製酵母のルヴァン種を加えて混ぜていきます。「キタノカオリ」は、奇跡の小麦と称される北海道産の希少種で、その名称には“北海道のパンのよい香り”という由来があるそうです。

国産小麦「キタノカオリ」と混ぜ合わせるのは、なんと小麦に対して90%の水。
大量の水を含むチャバタの生地はプリンのように艶やかでぷるんとした質感、そして餅のように柔軟な弾力を備えています。

出来上がった生地は一晩寝かして、十分な発酵を促します。

2.一晩寝かせたチャバタ生地を焼き上げる

十分に発酵させた生地を、「チャバタあんばた」のサイズに切り分けます。
そして、切り分けた生地を一つ一つ手作業で形を整え天板に並べ、いよいよオーブンの中へ。

生地の水分を逃がさないよう、オーブンにはたっぷりの蒸気を含ませます。
きつね色になるまで高温で15分。
オーブンを開けるとチャバタの香ばしい香りが、店内まで広がります。焼き上げたパンの香りがオーブンを開けた瞬間にお客様に届くのは、まさにブーランジュリーの醍醐味です。

3.焼き上げたチャバタに餡子とバターを合わせ、塩を添えて仕上げる

焼き上げたチャバタは、挟み込んだバターが溶けてしまわないよう、熱が抜けるまでよく冷まします。

冷ましたチャバタの側面に丁寧に切り込みをいれ、餡子と発酵バターを挟みます。

餡子と発酵バターは、小麦と同じ北海道産。どちらもシェフが、「チャバタあんばた」のために厳選した素材です。
深いコクと香りが特徴のエリモ小豆を使用した餡子は、程よい甘さが特徴で、チャバタ自体が持つ酵母の風味をより引き立てます。そして、餡子に合わせる発酵バターもまた格別。こちらは北海道根釧地区の生乳を使用し、クリーミーな味わいとコクが特徴です。

仕上げには、国産フルール ド セルを加えアクセントに。

粒の大きい天然海塩を最後にまぶすことで、塩味が優しく甘味を引き立てる「チャバタあんばた」の完成です!

シェフがおすすめする美味しい食べ方

水分を逃がさず焼き上げたチャバタは、しっとりもっちりした食感で、噛みしめるほどに豊かな小麦の甘味を感じます。一見主役に見える上品な甘さの餡子とミルク感溢れる発酵バターは、チャバタ本来の酵母の風味をさらに引き立てる名脇役。味わいのバランスが抜群の「チャバタあんばた」は、子供から大人まで、あともう一個!と手を伸ばしたくなる逸品です。

シェフがおすすめするのは、おやつの時間に日本茶と一緒に味わう楽しみ方。
パンはコーヒーや紅茶と一緒にいただくことが多いですが、和洋が合わさったあんバターサンドだからこそ、意外と日本茶と相性が良いんです。

「チャバタあんばた」の秘密、いかがでしたでしょうか。
“今のおいしさ”をお届けするブーランジュリー Et Nunc Daikanyamaで、「今」この瞬間の「好き」をパンとともにお楽しみください。

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